2007年 02月 08日
「凍れるいのち」 |
道東を旅行した時、バスガイドさんが日高山脈を目の当たりにしたところで、
北大山岳部パーティー6人が雪崩に巻き込まれ、全員死亡した話をした。
その中の一人が雪崩の中で4日間生き続け、両親や友人、知人に当てた遺書を
残していた。両親に当てた遺書を、ガイドさんが情感たっぷりに朗読し、
聞いていた客は皆涙を流した。私も胸を締め付けられる思いで聴いていた。
先日、新聞のコラム欄で、そのパーティーとは違うが、
北海道学芸大学函館分校山岳部の11人が冬山合宿に
大雪山縦走を目指したが、悪天候に見舞われ10人が死亡、
リーダー1人が生還、そのリーダーが45年間の沈黙を破り・・・・・
と言う記事を読み、バスガイドさんの朗読を思い出し、読んでみたくなり
「凍れるいのち」と言うその本を買いに本屋へ
品切れで予約してきた。
本が届き一気に読んだ。
亡くなった10人一人ひとりの性格、遭難当日のすざまじい様子、遺族の悲しみ、怒り、苦悩。
凍傷で両足を切断し黒い十字架を背負い10人の分もと生き抜いたリーダーの45年間。
山岳部顧問教官の「君だけは生きて活躍しなければ許してもらえない宿命がある」と
励まし続けた言葉が胸を打つ。
そして、一人静かになると亡くなった10人と会話している、
自分の心から離れる事は無いと・・・。
遭難は自分ひとりの問題ではなく、多くの人達を巻き込み悲劇を増幅させます。
「そこに山があるから登る」では済まされない自然の怖さ、生か死かの隣り合わせの
危険を伴う。それでも山男達は山に惹かれ登る。
読んでみたい方にお貸しします。
北大山岳部パーティー6人が雪崩に巻き込まれ、全員死亡した話をした。
その中の一人が雪崩の中で4日間生き続け、両親や友人、知人に当てた遺書を
残していた。両親に当てた遺書を、ガイドさんが情感たっぷりに朗読し、
聞いていた客は皆涙を流した。私も胸を締め付けられる思いで聴いていた。
先日、新聞のコラム欄で、そのパーティーとは違うが、
北海道学芸大学函館分校山岳部の11人が冬山合宿に
大雪山縦走を目指したが、悪天候に見舞われ10人が死亡、
リーダー1人が生還、そのリーダーが45年間の沈黙を破り・・・・・
と言う記事を読み、バスガイドさんの朗読を思い出し、読んでみたくなり
「凍れるいのち」と言うその本を買いに本屋へ
品切れで予約してきた。
本が届き一気に読んだ。
亡くなった10人一人ひとりの性格、遭難当日のすざまじい様子、遺族の悲しみ、怒り、苦悩。
凍傷で両足を切断し黒い十字架を背負い10人の分もと生き抜いたリーダーの45年間。
山岳部顧問教官の「君だけは生きて活躍しなければ許してもらえない宿命がある」と
励まし続けた言葉が胸を打つ。
そして、一人静かになると亡くなった10人と会話している、
自分の心から離れる事は無いと・・・。
遭難は自分ひとりの問題ではなく、多くの人達を巻き込み悲劇を増幅させます。
「そこに山があるから登る」では済まされない自然の怖さ、生か死かの隣り合わせの
危険を伴う。それでも山男達は山に惹かれ登る。
読んでみたい方にお貸しします。
by oss47
| 2007-02-08 18:28
| 趣味